べらし

黒い画集 あるサラリーマンの証言のべらしのレビュー・感想・評価

4.4
およそ10年ぶりに観た
どんな人類の時間の悠久さ、愛の儚さを説く外国映画を経ても、この極東の島国の小市民の悲劇には有無を言わせぬ迫力がある

実は文学でいうところのエミール・ゾラなんかに近いんだと思う
前は気づかなかったが、大都会東京に勤めるサラリーマンという自分を俯瞰して語るナレーションからして普遍的な説話として描こうという意気込みが伝わってくる
案外インターナショナルなんである
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