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キューポラのある街の0i7のレビュー・感想・評価

キューポラのある街(1962年製作の映画)
3.3
10年くらい前に見たキネマ旬報のオールタイム・ベスト100(日本映画編)に入っていたのでいつか観てみようと思っていたのですが、最近TVで放送されたので鑑賞
家父長制、亭主関白の典型である父親のプライドに、日々の暮らしや学生生活を振り回される母親や子供達が不憫で、当時は珍しくなかったのかもしれませんが、それでも父親にいらいらしました
暗い場面で電気を点けて明るくなるという演出が何箇所か見られますが、モノクロならではの視覚的な効果を発揮していました
『いのちの停車場』から60年前ほど前の作品となりますが、吉永小百合さんは学生の頃から既に風格があり、お美しさはこの60年変わらず、ずっと第一線で褪せずに活躍する覚悟と努力は私には想像すら及ばないほど凄絶なものなのだろうなと思いました
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