傑作揃いのアンパンマン映画とはいえ…またも素晴らしい作品に出会ってしまったぁ
健気なカーナちゃんと毒母ブラックノーズの関係に涙に溺れるしかないやん…スンスン
闇に生きるブラックノーズ、かつては世界は闇に満ちブラックノーズの独壇場であったが、今や世界は光に満ち優しさと喜びで溢れている、すっかり変わってしまった世界はブラックノーズには眩しすぎた、ブラックノーズは逃げるように深い谷底に暮らしていた、地上の人々の不幸を願いながら…
そんなブラックノーズの元にある嵐の夜1羽の小鳥が風に流され迷い込んできた、そこではたと閃いたブラックノーズ、この小鳥を使って再び世界を闇に堕としてやろうではないか！…って話
いや〜、ブラックノーズはまぢでヤバすぎるぜぇ！
そうな、もちろん闇の中ではめちゃ強くてな！アンパンマンしょくぱんまんカレーパンマンの渾身のトリプルパンチをくらってもビクともしないからな！マシンボーイはあまりの絶望に嗚咽したともさ
でもな、ブラックノーズのヤバさはそこでは無いんよ！え？ビジュアルが某ネズミーランドの某ミッキーネズミにそっくりなんがヤバい？そんなことはどうでもいいんよ！ぷんすか！
ブラックノーズのヤバさはな、カーナちゃんという健気な女の子を洗脳し地上に攻め入るための先兵として利用するところ！
そうなんよ、カーナちゃんはブラックノーズの娘として育ったんやけどな、幼い頃から、歌を唄うこと、ダンスを踊ること、美味しい物を食べること、笑うこと、この4つはめちゃ悪い事で絶対にしたらいけない！もししたら不幸になるで！って教えられて育ったんよ
そして、街の人々が不幸にならない様に笑顔を奪ってやらねばならない！つって騙して、カーナちゃんを街にやり、人々の活力を奪う笛を吹かせるんよ！
そうな、まるでやり口が新興宗教とか中東の少年兵とかを思わせるような極悪っぷりよなぁ！
しかし、もちろんカーナちゃんは大好きなお母さんの言う事やからな、素直に信じて街の人々から活力を奪っていくのであります、偶然出会ったアンパンマンやメロンパンナ達に優しくされても、美味しいパンを勧められても、みんなが楽しそうに歌を唄っていても、頑なにブラックノーズの教えを守り一切笑顔をみせず殻にとじこもるカーナちゃん
でもな、カーナちゃん頑なな心もなアンパンマン達の優しさの前に徐々に溶けていくんよ！お母さんは美味しい物を食べたり笑ったりすることは良くない、って言っていたけど、もしかしたらお母さんの勘違いなんじゃないかしら？だってみんなめちゃ幸せそうやない？つって、ブラックノーズに直談判するのであります！ぺろぺろ、子供が育つのって早いんよ、立派にそだって…、なんてブラックノーズが物分りが良ければめでたしめでたしなんやが…
カーナちゃんの反抗期に怒り心頭なブラックノーズ！バイキンマンの協力を経てついに世界中を闇へと堕とすことに成功！世界は喜びを失い絶望の渦へと叩き込まれるのであります！ブクブクブクブク…
さぁ、地上へと現れ力を増したブラックノーズ！トリプルパンチすらも弾き返す鋼の肉体に、電撃、岩のイバラ、そして生き物をヒヨコに変えてしまう光線を駆使しアンパンマン一行を圧倒するのであります！ひゃー恐ろしや恐ろしや
そして信頼していた母の本当の姿に愕然とするカーナちゃん！しかもブラックノーズときたら、そのタイミングでカーナちゃんがみんなから活力を奪っていた犯人やとアンパンマン達に暴露するのであります！お…鬼や、鬼の所業やぁ…
信じていた母に裏切られ、絆が芽生え始めていたアンパンマン達に裏切りを知られ、絶望に叩きのめされるカーナちゃん…、スンスン
果たしてブラックノーズの岩の牢に囚われたカーナちゃんの崩れかけた心はどうなってしまうのか？
うん、壮絶過ぎる物語には圧倒されたしやな！もちろんアンパンマン映画やからな、作画の美しさにアクションシーンの迫力はお墨付き！それにアンパンマンがさりげな〜くカッコイイこと言うんよぉ、カッコつけ過ぎて糞ダサい林一嘉とは大違いやぜぇ、アンパンマン見習え！
映画版ではお約束のアンパンマン一行が何かに変えられちゃうんは今回はヒヨコな、ぐふぅ…可愛い、可愛いけどチーズとかもうただのヒヨコ、ゲラゲラ
まぢ傑作で監督脚本見てみたら…マシンボーイが涙チョチョギレたアンパンマン映画「いのちの星のドーリィ」と同じコンビやったわ！ぐぅ、信頼しかねぇ！
唯一残念やったんは、ロールパンナちゃんが出てこなかったとこかなぁ、メロンパンナとカーナちゃんがお友達なるんやから、やっぱりロールパンナに紹介するエピソードとかがあって、絶体絶命のピンチにロールパンナが助けに現れるお約束のパターンはぜひ欲しかったぞぉ
とはいえロールパンナパート無しでこのスコアとか如何に傑作かわかっていただきたい！めちゃオススメ！ぜひ観れ〜
ヒャ〜、みんなツラい時、悲しい時は歌を唄おう！ぺろぺろ、糞音痴マシンボーイ…スンスン
