トムトム

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTのトムトムのレビュー・感想・評価

2.5
そしてポール・ウォーカーまでいなくなった。

ワイスピ復習中です。これ観てなかったです。もう当初の登場人物は誰もいなくなって舞台が東京とシリーズの終焉を感じさせる作品です。

こっから盛り返すって凄くない?

アメリカでパッとしなかったやつが日本でイキリ散らかす話です。

カメラを通した東京の風景に違和感はないのですがズームインして見る細部はオモシロ日本感が溢れています。

アメリカ人が思う日本の変なところというか面白いところが強調されています。

制服に満員電車、狭い住宅に銭湯、ウワバキそしてドリフト。

ストーリーはあってないようなものというか結局何の話やってんと思い返しても良くわかりません。

今から観ると今作は後々まで結構引っ張るハンの登場と死がメインですかね。

各所でよく語られていますがこのハンの描き方というのはかなりエポックメイキングで現在のハリウッドのアジア系映画の隆盛に一役買ってると思います。

カンフー使いとかお金持ちとか勉強できるとかニンジャみたいなステレオタイプアジア人ではなくただカッコイイだけという。

ハン役のサン・カンは監督のジャスティン・リンとアジア人の描き方の改善みたいな運動をやっているみたいですね。

チョイ役の妻夫木聡はさておき、まだ無名だった北川景子が脇役とはいえ抜擢されておりもしかしたらガル・ガドットみたいにワイスピファミリーからの大飛躍もあったかもと思うと残念です。

日本が舞台なのにメインの役者は日本人が少なく韓国系アメリカ人や韓国系オーストラリア人が日本人を演じるのはやはりハリウッドでの役者の層の薄さなんでしょうね。

流石に千葉真一は顔面の圧力で全然負けてないのが凄いです。
あと柴田理恵も。

最後に満を辞してヴィン・ティーゼルが登場しますが、「トリプルX」もそうですがシリーズを投げ出した後にヒョッコリ帰って来がちですね。
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