BOB

ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFTのBOBのレビュー・感想・評価

3.0
キャスト一新、舞台をトウキョーに移したシリーズ第3弾🇯🇵。監督は、この後4,5,6,9も手掛けることになるジャスティン・リー。

"How about me. Winner gets...me."🏁

スピン・オフ的な立ち位置の作品。時系列的には、第6作目の後、第7作目の直前にあたる。シリーズの人気キャラクターの1人、ハンが初登場。

チープで奇想天外な作品ではあるが、走り屋映画としては熱かった。前2作の10マイルレースからドリフトレースへとルールが変更。スタントマンとして参加したプロのドライバー達による巧みなドライビングテクニックと、ジャスティン・リー監督の演出力が合わさって、臨場感のあるレースシーンが数多く見られた。合計100台以上の車が破壊されたらしい。

ちょい役で登場する有名日本人俳優達を眺めるのも面白い。ヤクザの組長に扮する貫禄たっぷりの千葉真一が個人的MVP。高校教師役の柴田理恵と、銭湯の湯船を独占する小錦には笑ってしまった。不満だったのは、ヤクザの組長を伯父に持つDKのキャスティング。日本人役がカタコトの日本語なのは辛いものがあった。

『ロスト・イン・トランスレーション』Part2(笑)。ツッコミどころ満載のとんでも日本描写も一周回って楽しかった。昔は途中で観るのを辞めるほど腹が立っていたのだが、最近は、この監督の目に日本はどう映っているのだろう?と、興味深く見ることができている。古民家。詰入り。ウワバキ。機械式駐車場。ヤンキーとギャル。ガラケー。銭湯。パチスロ。「ガイジン」。

ヒロインのナタリー・ケリーが可愛い。ペルー生まれオーストラリア育ちのペルーとアルゼンチンのハーフとのこと。シリーズの特徴の1つである多国籍キャスティングを体現している。

学食、豪華すぎるやろ。

ラストのカメオシーンは、スクリーンテストで爆死した後、ユニバーサル・ピクチャーズが付け加えたらしい。

「アメリカノスニッカーズホシイ?」

"Life's simple, you make choices and you don't look back."

338(再)
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