このレビューはネタバレを含みます
平和な日本に住んでいると全く実感が湧かないんだけど、こういう戦争は確かにあって忘れてはいけないし、見ない振りをしてもいけない。
広島に住む私なんかは小さい頃から反戦教育を受けて育ったんですけど、それでも観るのは結構辛かった。
支配人は凄い勇気のある人…支配人だからってこんな事並みの人間では出来ないだろうし、孤立してもまだ足掻き続けられる行動力は素晴らしい。
こんな殺伐とした映画で唯一笑いが出たのは、タチアナたちがいなくて探しまわったら、部屋のバスルームに隠れていて閉まってるカーテンを開けるとタチアナがシャワーを向けて叫ぶシーンがね。
「これでどうするつもりだったんだ?」「わからない」って笑う安堵の笑いが緊張しっぱなしだった胸にきました。
でもわかるよ、タチアナ…人間本当に危機の時は何するかわかんないもんだもの。