つよ

ホテル・ルワンダのつよのレビュー・感想・評価

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)
4.8
刺さった言葉。
「残虐なニュース映像を見ても、TVの前の人たちは「コワイね」と言って食事を続ける」

1994年。
ルワンダで大量虐殺や内紛など大変な状況の中、正義を見せた実在の人物をドン・チードルが演じる。
大好きな俳優。

こういう話はなんとも言えない。
事実として知っておくべき内容。

アフリカの「怖さ」というのはニュースで見るぐらいの知識だけど、やはりあらためて怖い。
背景を台詞で説明してくれるのはありがたい。

どうにかならないのかと本当に。

良かったのは、残虐なシーンをクローズアップして描いていないこと。
コメンタリーでも、そんな見せ方をしなくても恐怖は伝わる、と。

実際の映像も使われていて、まぁそうと言われなければ分からないけど、ショッキング。

音楽良かった。

コメンタリーで知ったこと。
国連の条約で「大虐殺」とみなされたら加盟国は介入し停止させる義務があるけど、アメリカはその義務を回避するために「大虐殺的行為」という表現を用いた。
つよ

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