ディズニーのアニメーション映画の33作目。
そしてディズニー映画で初めて実在の人物を扱った作品。
しかし、恋愛映画として描くにはとてもセンシティブな題材であり、ポカホンタスやジョン・スミスの史実とは異なる脚色が人権団体やインディアン側からも批判の対象となる。
ただ、数々の脚色は置いておくとして、戦争の始まり方や両者の集合意識の過激化の流れなどは実にリアルである。多少総督の策略はあったとしても、ちょっとしたかけ違いや予期せぬ事故から発展して行く悪意のぶつかり合いは恐ろしいもので、ここからどう戦争を回避して行くのかは見ものであった。
