まず、
ネイティブ・アメリカンと
侵略者イングランド人という構図が
このあとどうなるか、
という展開を予想させる。
そして予想していた展開よりもかなり
楽観的な形で話が終わるため
流石にそうはならないだろうと
思ってしまう。
正しい道は決して楽な道ではない。
木の精霊
君と出会わずに100年生きるよりも
君と出会って明日死ぬほうが良い。
ジョンスミス
といったセリフが良かった。
シーン的になかなか言える言葉ではない。
最終的に侵略されることも、
侵略してから何百年後に
ネイティブ・アメリカン側の
物語を描けるのも、やはり
侵略者の物語だなと感じた。
言語の壁や憎しみの壁は
かなり都合よく取り払われる。
木の精霊に顔があること、
そして単体の木である事に違和感を感じた。
ポカホンタスはより広い意味での自然と対話している気がする。
恋愛というものも、オリエンタリズム的な魅力と対等な恋愛と、どうか難しい。
ジョンスミスの冒険の一部として消費されているのかもしれない。