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ポカホンタスのmaoのレビュー・感想・評価

ポカホンタス(1995年製作の映画)
4.2
数年ぶりに突然観たくなり鑑賞したが、本編を観ながら聴くColor of the Windがやはり壮大で胸を打たれる。人間を育む大地への讃歌。作詞はスティーブン・シュワルツ、作曲はディズニー安定のアラン・メンケン大先生という、「ノートルダムの鐘」などでもタッグを組んでいた名コンビ。

史実に基づいているとはいうが、かなりの美化といっても過言ではない脚色があることは認めなければならない。そう分かった上で、それでもこの映画の中のポカホンタスはあまりにも美しかった。野性的でありながら、どこか艶やか。大自然に溶け込み風のように生きるポカホンタス。

「豊かさ」とは一体なんなのか。金がもたらす目に見えるそれより、大地を走り風を受ける喜びを選んで愛する人もいて、その自由は理不尽に奪われてはいけないのだということ。


「僕は明日死んでもいい
君を知らずに100年生きるなら」

大きな愛に出会うたびに、何度この台詞を思い出した人生だっただろう。

さようなら、をたくさんしてきたが、こんにちは、がわたしも好きだ。これからも自由な心で、相手を縛らない強さを持って、誰かや何かを好きになりたい。
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