ヒステリックな桃井かおりとチャラすぎる武田鉄矢の2人に時代の流れを感じつつ、ブレない日本男児という役を演じ切る高倉健。交わるはずのなかった3人が1台の車に乗り合わせ、段々と心を通わせていく…確かに邦画史に残るヒューマンドラマだなーと思います。
モノマネでしか見たことない若い頃の武田鉄矢、実物そのままで結構笑っちゃいました。これはインパクト強い…
そして大衆映画っぽい雰囲気でいながら結構ストレートに情事や流産、人殺しとかを描くあたり昨今の映画よりこの当時の方が大人の娯楽という色が強かったんじゃないかなー、と感じました。きっと見たことないけど寅さんシリーズとかもこの系統なんだろうな、と。
ラストの黄色いハンカチのシーン、あれはうるっと来ましたね。こういう言葉にしない愛の形ってすごく素敵だと思います。観てよかった。
