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幸福の黄色いハンカチのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

幸福の黄色いハンカチ(1977年製作の映画)
3.3
ピート・ハミルのコラムと、ドーンの作詞・作曲したフォーク・ソング「幸せの黄色いリボン(Tie a Yellow Ribbon Round the Ole Oak Tree)」をもとにした、山田洋二監督によるロード・ムービー(ジョン・フォード監督の西部劇「黄色いリボン(She wore a yellow ribbon)」も連想させる)。
(1977)

6年の刑期を終えた男が、網走で出会った行きずりの若い男女と共に、戻るべきかどうか迷いながら別れた妻のいる夕張に向かう…。

物語が進むに従い、少しずつ主人公の過去と愛する妻への想いが明らかになり(若い2人も徐々に知る)、感動のラストに向かう。

「あんたって、あんたって勝手な人だねー。一緒になる時も、別れる時も」

この作品の成功の1番は、主演に高倉健を起用したこと。
軽薄な武田鉄矢と彼にナンパされる桃井かおりも好演。
舞台に設定した北海道の風景もよい。
但し、結果が見えているし、日本的にちょっと甘ったるい。
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