yama

ハウルの動く城のyamaのレビュー・感想・評価

ハウルの動く城(2004年製作の映画)
3.5
牧歌的な中世の時代風景の中に近代技術が暴れる独特の世界観。
かかし、火、魔法使い。不気味ながらも人間味あふれるキャラクター達。
ともすれば空中分解しそうなアクの強いキャラを見事にストーリーに落とし込む采配は宮崎監督ならでは。
火は頑なになった心を溶かしてくれる。
暖炉の前では人は本音をさらせる。
そんな火にも人格を与えるのは、ハウルでもソフィーでもなく鑑賞者が主役を決めるというメッセージのような気がする。
カルシファーの焼いたハムエッグに垂涎が止まらない。
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