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鞍馬天狗 角兵衛獅子のメッシのレビュー・感想・評価

鞍馬天狗 角兵衛獅子(1951年製作の映画)
3.6
アラカン版鞍馬天狗VS新撰組近藤勇。

所謂チャンバラ映画で歌に殺陣にアクションに人情噺に、飽きさせる事なく楽しい。

前半キレ的には?なアラカンを感じたけど無精髭生やしてからのセクシーさにノックアウト。

美空ひばりの子役っぷりの達者加減で途中ひばり映画に行きかけるけど、グイッと戻す山田五十鈴の百戦錬磨。
見どころ満載です。

山田五十鈴のヒットマン、母親、女、と短時間で顔がくるくる変わる様は驚異的。全部別人のように演じ分けるから凄い。
女の顔を見せる五十鈴が好み。
それにやや鈍い反応を見せる童貞感のある鞍馬アラカンもキュート。

よるべなき子供から盗っ人、仇までおっきな度量で包み込む鞍馬天狗アラカン最高です。

西郷どんも出演。

時にはエンタメに振り切った時代劇も良いものです。
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