スギノイチ

兵隊やくざ 殴り込みのスギノイチのレビュー・感想・評価

兵隊やくざ 殴り込み(1967年製作の映画)
3.5
もはや時系列は不明だが、いつものように軍上部に睨まれ、上部の策略で有田だけが転属させられる羽目に。
一方、大宮は童貞エリート・香月少尉(細川俊之)と意気投合する。(ちなみに大宮の童貞喪失は14と判明)
相手が少尉であろうと、尊敬に値すると判断した相手にはちゃんと敬意を払うのが大宮の良い所だ。
しかし、やはり有田がいないのは大きい。
上官の苛めに「上等兵殿…大宮…もうダメであります…」と弱々しく屈する大宮。
やはり、大宮だって有田がいないと駄目なのだ。

そんな瀕死の大宮を救うのはやはり有田。ほぼラブシーンて感じの再会を終え、名コンビが復活する。
香月少尉の危機を救う為に、大宮が戦場に一世一代の「殴り込み」をかける。
前作の間延びした戦場とは違い、緊張感があるアクションが展開される。
「手前たちみてぇなのがいるから、日本は負けたんだ!」と、糞上官にもきっちりヤキを入れてくれる。
「大宮、これからはお前が俺の上官だ!」という有田の発言や、何気にラストで終戦を迎える等、盛り上がりも多く実質最終作的な作品。
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