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Mr.BOO!インベーダー作戦のろくのレビュー・感想・評価

Mr.BOO!インベーダー作戦(1978年製作の映画)
3.7
疲れたときに観る映画第2弾。当然ホイ三兄弟だよ。

小学生のころブッシュマンを見に行ったとき、同時上映が「Mr.Boo!アヒルの警備保障」だった。いや当時小学生だけど腹がよじれて裂けるかってくらい笑ったのよ。それでブッシュマンどっか行ってしまったもん。

そしてこれ。シリーズ第2作。当時の香港のテレビ事情なんかも分かって興味深いし、まあバカ映画なんでいひひひひである。

当然、字幕で見るのはご法度。ここは広川太一郎の吹替えじゃないとね。「今仕事中華料理は麻婆豆腐」や「大丈夫ちょんちょこりん」タイヤの中に入って「アイム、ソー、タイヤード」など広川節満載で嬉しくなってしまう。これだけは吹替えで見るべきだ。

今観るとどうにもコンプラ的にどうなのって作品だけど(視聴率を撮れなかったディレクターは自殺を促されてその後には屋上からドーンとか)まあ赦してあげよう。ただテレビショーのシーンでは流石に当時でも許されないのか(クイズショーで金に目がくらんだ主婦が犬や夫を次々と殺す)そのシーンだけは当時テレビで編集されたそうだ。だからか広川の吹替えがないんでそこだけ急に字幕になる。たしかにこれはまずいかも。

題名はインベーダー作戦も理由は最後にわかる。でもインベーダーの恰好して踊るマイケル・ホイのバカ幸福感ね。当然コントなんで周りは水にどぼん。ああ好きですよ。やっぱバカ香港映画はいいなぁ(ちなみに踊っている姿は町山智弘に見えて仕方ないんですけど。町山ウエィンでなくBooだったんだよ!)

敵役の片手がない男の吹替えはたてかべ和也。ジャイアンぴったりですよ。広川といいたてかべといい確実に「いない」んで少しさびしい気分いなりました。こんなバカ映画なのにね。
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