えそじま

生きてゐる孫六のえそじまのレビュー・感想・評価

生きてゐる孫六(1943年製作の映画)
2.8
木下作品に戦国合戦を描いた映画があったのか(冒頭数分のみ、直ぐにオーバーラップで稲穂のショット)

三方ヶ原古戦場の開拓と室町後期の名刀"初代関の孫六"争奪交渉を中心に描かれる群像喜劇で、戦時中制作のプロパガンダ。
祟りや迷信を全否定しながら祖国崇拝やら自由恋愛やらが無造作に入り込んでくるのでかなり滑稽というかお粗末な作りだが、、彼なりの反抗精神(?)だろうか。



この年は黒澤明のデビュー作「姿三四郎(1943年)」が公開された年だが、同じ戦時下にありながら全く毛色の違うジャンルなので困惑する。
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