えそじま

鶴は翔んでゆく/戦争と貞操のえそじまのレビュー・感想・評価

4.5
ズバ抜けた表現力。ドストエフスキーの悪霊を読んだとき、リザヴェータの破滅の恋路を綴った日本語のテキストに、この狂奮的なカメラワークと似た感覚を覚えたものだった。幸福の絶頂から絶望まで、渦のように巻いて流れる女心の潮流のはげしさたるや。
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