スローシャッター、フラッシュバック、人物を中心にヘリでダイナミックに回りこむカメラワーク、あえて引っかかりを作るような独特の選曲など、トニー・スコット流演出の真骨頂。こういう一目で誰の作品か分かるようなスタイルが確立されてるのに憧れる。
分かりやすい説明はしないし、現在と過去が交錯する構成でカット割りも細かいので、初見では少しストーリーを追いづらいが、それが逆にハードボイルドな世界観を作っていると感じた。常に逆光の画づくり、緊迫感のある編集、味のあるエンディング、全て素晴らしい!
彼の作品の中で一番好き。