たこふみ

少年のたこふみのレビュー・感想・評価

少年(1969年製作の映画)
3.3
全体的に辛気臭い映画だと思った。例えば途中、中学生が高校生にカツアゲされるシーンがあるのだが、難癖つけられて路地裏に連れ込まれ、金を脅し取られた挙句に殴られて泥だらけになる。あそこなど結構ダークな感じだった。
と言って、この作品が全然ダメというわけではなくて、幼い弟はめちゃかわいかったし、一つ一つのカットが考え抜かれていてその意味を考えながらみるのは面白かった。主人公の少年が車にあたろうとする時、小山明子の顔が正面からアップになるカットがあるが、あそこは結構好き。
風俗史に興味があるので、昭和41年ごろの日本の風景が見れたのもよかった。
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