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ヘンリーのヒデオウのレビュー・感想・評価

ヘンリー(1986年製作の映画)
3.7
大阪コミコンでお会いした
マイケル・ルーカーのデビュー作で
観たかった作品
ブルーレイを見つけたので購入鑑賞
特典映像がしっかりあって
作品の深掘りも出来て良かった

実際の殺人鬼
ヘンリー・リー・ルーカスの物語
実際の人間だがモンスターでもある
現代のモンスター
今までと違うホラー映画を
撮りたかったと監督のインタビュー

序盤、暴行シーンを撮らず
死体のupから引いて全体像
数々の凶行の表現が秀逸
ヘンリー(マイケル・ルーカー)と
友人オーティスとその妹ベッキー
この三人の生活を描きます
当時かなり衝撃だった(特典映像より)
ある家族への暴行シーン
視聴者にモラルへの訴えかけで
仕掛けとして面白い
そしてラストの救いなき展開も良
ジワジワと味わい深い作品です

シカゴの街並みもゲリラロケでの撮影や
トランスフォーマーやバットマンでも
使われたロケ地の先駆け
当時はB級ホラーの位置付けだったのが
それだけには収まらない作品

マイケル・ルーカーも
ヘンリー役を演じられて良かったと
役作りの為の入り方など
俳優への原動力となった作品との事
因みに
マイケル・ルーカーの劇中の服装は
私物だそうです
特典映像を通じて
80年代に量産されたホラー映画の一角とは
一味違う事が知れて良かったでした
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