うどん

エンプレス―運命の戦い―のうどんのレビュー・感想・評価

エンプレス―運命の戦い―(2008年製作の映画)
3.5
こちらも武侠もので久しぶりにケリー・チャンを観たなって。ドニーさんとは血の繋がらない兄妹で王女の設定。冒頭から後継者問題のお家騒動勃発で話に入っていきやすかった。
指名されたのは雪虎将軍なのに妹を推すことでストーリーが動き出す。戦のためにスパルタ教育を施す兄、応えようとする妹の描写はよかった。

従兄弟の計略で暗殺を企てられてから別方向に転換。いかにもな好青年といい感じになるのは無理からぬことですね。基地っぽい小屋は見ててわくわくした。
でも恋に走って中途半端な行動を取ってお家を危険にさらした時点で感情移入が薄れてきた。

将軍は見極めるため、好青年に決闘を挑むも「2人で逃げろ」なんていい人すぎ。
部下も多く失って自暴自棄になったのか、単騎で大軍に挑んでて「孫文の騎士団」以上の無謀っぷりじゃないですか…!!宇宙最強でもさすがに限界ありますよ!!もう死にに行ってるのがわかるから見ててつらい。
王女が戻って万事休すからのまさかのカウンター攻撃決まったけど、時すでに遅し…。

雪虎将軍はキーパーソンのはずなのに、ご都合主義的に使われちゃった感じがしてもったいない。かっこいい役どころなだけに自分が求めている方向性じゃなかったので、ちょっと消化不良な感じです。
うどん

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