文乃綴

バードの文乃綴のレビュー・感想・評価

バード(1988年製作の映画)
4.2
衝撃のラストシーンは必見。
ジャズマンでありモダン・ジャズの父と呼ばれたチャーリー・パーカーを描いた伝記映画だが、その実態は”リアル・ぼっち・ざ・ろっく!”である。
どうしようもない屑が音楽の才能にだけは恵まれていたらどうなるのか? を実地で行くのがチャーリー・パーカーという男で、実際本当にこいつは映画で描かれている以上に屑だったらしいのだが、そんな彼をアメリカニズムの伝道者と言うべきクリント・イーストウッドが描いたのだから面白くないわけがない。ただ、何度も言うようにラストシーンで出てくる文言は衝撃的で
「そんなこと言われても困る……」
と思ってしまう。ジャズマンはとくにそう思うのではないだろうか?
文乃綴

文乃綴