カタパルトスープレックス

バードのカタパルトスープレックスのレビュー・感想・評価

バード(1988年製作の映画)
2.9
ボクがチャーリー・パーカーの音楽を聴きはじめるきっかけとなった大学の授業で観た映画。そして、数少ない好きなクリント・イーストウッド監督作品です。クリント・イーストウッド監督作品の良さは分かるんですが、鬱展開が苦手なんですよ。

チャーリー・パーカーの映像ってあまり残ってないんですよ。コードを縦横無尽に上下することで生まれる「パーカーショック」を音源で体験することはできるのですが、できれば映像でも楽しみたい。それを疑似的ながらも体験させてくれる(ベストじゃないけど)セカンドベストがこの作品です。だから、チャーリー・パーカーの音楽に興味がない人にはあまりお勧めできません。チャーリー・パーカーの音楽を聴く人は今はそんなに沢山はいないでしょうが...

数少ない好きなクリント・イーストウッド監督作品なのですが、いま観ると最初に観た時のインパクトはずいぶんと薄れています。あれ?こんなにつまらない映画だったっけ?うーん、やっぱりチャーリー・パーカーの疑似ライブ映像としての価値が一番かなあ。