tristana

墓場なき野郎どものtristanaのレビュー・感想・評価

墓場なき野郎ども(1960年製作の映画)
5.0
仲間内から厄介払いされるリノバンチュラ。誰もリスクを冒さないパリからニースへの迎えには若僧だが腕っ節の利く気の優しいベルモンド。ミラノの雑踏でひったくり、足から掬いあげて海にブン投げ、何かと便利な頭蓋骨骨折、突き放したナレーション素晴らしい。買い物済ませて弟連れ帰るお兄ちゃんの用意する食卓に大きなハム、それを尻目にコンデンスミルクか何かチビチビ舐めてる弟。バンチュラを匿う仲間・親戚がやたら出てくるどちらかといえばピュアな世界観で、こういうのも良いと思わされる。だからこそ締めつけられるエンディング。
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