tristanaさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(965)
ドラマ(3)

ダメージ(1992年製作の映画)

4.5

確実に盛ってる自殺した兄のエピソードを携えて、関わり合ったら終わり感を登場シーンから全力で醸し出してくるビノシュ。その母親から秘書、運転手、達観した娘(食事中もヘッドフォンの彼氏、知恵遅れ?)、肝心の>>続きを読む

プリティ・ベビー(1978年製作の映画)

5.0

花火片手に神輿に担がれて練り歩くブルックシールズのお披露目、乳首についた白粉を舐めた指で落とすスーザンサランドン、何もしないで食堂の地べたに座ってるだけの子どもたち。初夜を迎えた翌朝にキースキャラダイ>>続きを読む

デッド・カーム/戦慄の航海(1988年製作の映画)

5.0

オープニングの交通事故、フロントガラスを突き破って鉄砲玉のように飛び出す子供。もちろん即死。傷を癒すための航海、沈みかけた船から夫婦のヨットに逃げ込んできたのは…という定番のやつ。コテコテの気違いぶり>>続きを読む

ビューティフル(2000年製作の映画)

4.5

サリーフィールド唯一の監督作はフェミ目線のミスアメリカ、いろいろ強引だが小手先がないので素直に感動してしまう。コンテストの特技披露コーナー(ミステキサスの特技は腹話術)でみんな一流のなかミニードライバ>>続きを読む

プレイス・イン・ザ・ハート(1984年製作の映画)

4.0

ええ話や。最後のシーンとかどういう顔で書いてんだろ。突然ヌッと現れる白頭巾、お仕置きされる息子のセリフは良かった。フライドチキンにオクラ、ビスケットにグレイビーと画に描いたような南部メシ。舞台のテキサ>>続きを読む

テンダー・マーシー(1983年製作の映画)

4.5

ホートンフートとロバートデュバルの制作。男女の立場が逆なだけで、流れてきた身寄りのない人間が居候、野良仕事中のあっけらかんとしたプロポーズまでまるっきり『Tomorrow』と同じオープニング。朴訥とし>>続きを読む

オレゴン大森林/わが緑の大地(1971年製作の映画)

5.0

食卓の話題には口を挟まず、来る日も来る日も料理に洗濯のリーレミック。人が死んでまで働く意味が?と初めての主張に対して言い聞かせるでも小馬鹿にするでもなく、生活のため、寝て抱いて食べるためだよ、とただ純>>続きを読む

墓場なき野郎ども(1960年製作の映画)

5.0

仲間内から厄介払いされるリノバンチュラ。誰もリスクを冒さないパリからニースへの迎えには若僧だが腕っ節の利く気の優しいベルモンド。ミラノの雑踏でひったくり、足から掬いあげて海にブン投げ、何かと便利な頭蓋>>続きを読む

年下のひと(1999年製作の映画)

5.0

基本真面目なビノシュに破滅マジメル、どちらも頭おかしい二人の情熱はベネチアで実を結び、アヘンがその仲を裂いてもパリに戻れば再び燃える。なんとなく思い出したのは『アデル、ブルーは〜』。最後さすがに長すぎ>>続きを読む

斜陽のおもかげ(1967年製作の映画)

4.0

話は正直あまり受け入れられないのだが音楽と撮影の雰囲気だけは本当に好みで、ここだけ褒めても片手落ちながら津軽の一連の場面はずっと良かった。谷栄の座り方、ハエを払う仕草。

リグレッション(2015年製作の映画)

3.5

全部ウソならそれはそれで構わないのだが、それに踊らされてピリピリしてるのがイーサンホークだけで集団ヒステリーですらないので、魔女狩りの話にしたかったのだと思うが話を社会にまとめるのがよく分からない。な>>続きを読む

彼女たちの関係(1994年製作の映画)

5.0

突然押し掛けてきた恋人とカギカッコ付きの姉、厄介な荷物を抱え込んだくらいのつもりでいたのが気がつけば手遅れ、身も心も寄生されて奴隷のように…というのを何度も繰り返してきたであろう彼女たちの関係、今後も>>続きを読む

悪を呼ぶ少年(1972年製作の映画)

4.5

ドパルデュー風の髪型から学校で一番遅そうな走り方、話し方に至るまでイラッとする少年、ロシア出身の祖母に想像力過剰に鍛えられてえらい目に。常にガチャガチャうるさいドロップ缶、異常に短いブルマも食い込む。>>続きを読む

略奪愛(1991年製作の映画)

5.0

別れを切り出すのに得意のイラストで謝る古尾谷雅人だが、敵と見なせば容赦なく突き放し一ミリも悪びれない、ケンカの際もガレを割る萬田久子を煽りまくる(私は逆玉乗りの天才です)。ワンピースでガードレールを跨>>続きを読む

愛のきずな(1969年製作の映画)

5.0

昼は出前のうどんかけにデスクに常備した卵を割り入れ、堺左千夫の送別会に部下が500円出すと知れば当たり前の顔で700円出す筋金入りのケチ爺藤田まこと、雨に濡れる園まりを拾って首尾よく勤め先のとんかつ屋>>続きを読む

ラ・ヴァレ(1972年製作の映画)

5.0

恋に落ちても金で釣ってもダメ、とにかくガードが固い鳥の羽根。羽根のことはあまり話すなと口止めされても会う人会う人に「羽根は買えますか?」。呪術師とアイコンタクトで気に入られて粘り勝ちのビュルオジェ、察>>続きを読む

オスロ国際空港/ダブル・ハイジャック(1974年製作の映画)

4.5

オープニングは爆破に次ぐ爆破、本篇は打って変わって地味な人質交渉と駆け引き。着陸した旅客機がハイジャックされても通常営業の空港、指揮官ショーンコネリーの優雅な昼食はカフェテリアで薄く切ったバゲットに鮭>>続きを読む

幸せの向う側(1991年製作の映画)

5.0

曖昧に折り重なってゆっくりと漂う暗い影、徐々にはっきりした像を結びはじめるのは行き交う男たちの差した無数の黒い傘の波、その重苦しく沈んだ表情の群れの中を掻きわけて進む雪よけに赤いコートを被ったゴールデ>>続きを読む

狂える戦場(1980年製作の映画)

5.0

出産の小芝居を囲んで手伝いのマンマも踊るゲイパーティーの音楽が最高、のれん一枚くぐればベートーベン。米兵には娘の処女を見物させ、モロッコ兵には息子を売る親たち。道徳的に振る舞う人間はみな歪んでいる世界>>続きを読む

アメリカン・マーダー: 一家殺害事件の実録(2020年製作の映画)

4.5

洒落にならないブラックジョークで和ませるウソ発見機の捜査官、クリスクーパー似の父親も弟もイケメン揃いの遺族、「私は夜のシャワーを浴びた(二人のセックスの合図)彼はずっと腕立て伏せ」。いろいろ生々しくて>>続きを読む

悪夢の系譜/日記に閉ざされた連続殺人の謎(1982年製作の映画)

5.0

こんなに気合の入った一流の映画を撮ったら余生どう過ごしていいかわからないんじゃないか?と心配になってしまうほどの隙の無さ。

コーマ(1977年製作の映画)

5.0

お互い外科医のダグラスとビジョルド、今日も手術続きの忙しない一日を終え半同棲の部屋へ帰宅。ドカッと腰を下ろしておい、ビール出してくれ!先にシャワー浴びるぞ、に対してはあ?自分で取れよとすげなく返してさ>>続きを読む

悪魔が最後にやって来る!(1977年製作の映画)

4.5

しっかり世界の終末を垣間見せてくれるメドゥーサ・タッチなどに比べれば幾分地味かもしれないが、最後の放り出した感じと唐突に良い話風で終わる(子どもたちの未来)のが良い。悪魔の手から逃れた先はモロッコかど>>続きを読む

オクラホマ巨人(1973年製作の映画)

3.5

このキャストで油田の話とくれば当然期待しかないのだが、フェイダナウェイが警戒心の強い極端な石女として登場してきた時点でだいたいノリが分かってしまう。気性の荒い女が結局男に頼らざるを得ない世界はさんざん>>続きを読む

エミリーの窓(1980年製作の映画)

5.0

暴漢に襲われたタリアシャイアの口元には白く光るナイフ、そこに徐々に重なる朝焼けのWTCとブルックリン橋。素晴らしいオープニング。モリコーネも良いのだが、紛れもないメインテーマに設定されているのは眠らな>>続きを読む

マッド・フィンガーズ(1978年製作の映画)

5.0

ピアノはほぼ口で弾くハーヴェイカイテル、家ではテープから流れる名演奏をなぞって酔いしれているが本当に弾いているのかは分からない。ただいざという時、たとえば借金を返そうともしない男の金玉を握り潰すときに>>続きを読む

イヴ・モンタンの深夜列車(1967年製作の映画)

5.0

牡蠣に集中しているのでアヌークエーメの天使の話は聞き流すイブモンタン。仲睦まじいように見えながらおそらく子どもを断念した夫婦。早めの夕食からバスで駅まで、学会のあるベルギー?に向かう特急の客室のシーン>>続きを読む

オールドボーイフレンズ(1978年製作の映画)

5.0

知らなくてもいい過去をほじくり返して傷口を広げるタリアシャイア、さながらハードコアの夜。その埋め合わせの絶望を抱えたまま迎える幸福な結末。リチャードジョーダンの娘役ニナジョーダンはほんとの娘さん。

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