Gatt

アポロ13のGattのレビュー・感想・評価

アポロ13(1995年製作の映画)
3.6
 以前、途中まで観て止めちゃった作品。今回は完走。最後は感動。また観たいとかまではいかないけれど、未知なる宇宙空間における事故、孤独と不安、遠隔でつなぐ地球の人々の思い、いろんなものが詰まってました。

宇宙空間での操縦原理は、緻密な計算によって成り立っていて、一つ一つの角度とか速度とか燃料消費とか、誤ったら大事故・大損失のそれはそれはとんでもない事業なのだけど、当時は数人が手計算して合意してるシーンとかもあって、天才レベルの計算なんだろうけど、人間の作り上げている一端を共感した。
自分は生活に密接な仕事をしているから、途方もなく遠い世界に感じるけれど、それぞれのクルーにも家庭があって命がある。月に到達したい想いが、安全に地球に戻る想いに変わる。とんでもなく悔しかったとおもうけれど、戻って生きる喜びを感じたのかな。

「シン・ゴジラ」を見た時のような危機管理的な雰囲気のパニック状況です。エド・ハリスが地球での指揮官で、渋かった。最後の到着した時の込み上げるような表情は必見です。
今観ると、「偉大な映画」には感じないほどのVFXになってしまいますが、ハリウッドらしさのある感動作品です。
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