うりぼう

アポロ13のうりぼうのネタバレレビュー・内容・結末

アポロ13(1995年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

BSプレミアムシネマ

ゼロ・グラビティの次にこれ。実話の迫力には、敵わない。何度観ても緊張感が凄い。

あの時代にあの状況で、無事帰還が果たせたのは、米国のマンパワーの凄さ、結集力、判断力、そして、運が味方した。地上にケンが残っていたこと、操縦シミュレーションができたことが大きかった。

一番の見どころ、船内に有る物を全て並べて、これで帰還させる。CO2濃度の危険水準を下げるための装置を作る。

ジャックとフレッドの確執、ジムの仲裁。命の危機の中の不安を誰かに転嫁したい、でも仲間割れしていては、出来ることもできない。

ろくなコンピューターも無い時代、手作業の計算、計算尺での検算、それで、船の姿勢、角度、タイミングを合わせる。

外を見れば、断熱シールドの破損、恐怖の突入、途絶する通信。通信は回復するか?結果を知っていてもドキドキ感MAX。

カッコイイのは、首席管制官のエド・ハリス、冷静で絶対に帰還させるとブレない姿勢に、皆共鳴し、全力を尽くす。アポロ計画のどのミッションよりもNASAの実力を示したものだろう。

訳の判らん上司が口を出さない所が素晴らしい。八甲田山の対極。でも、自宅で待つ家族は、堪らない。テレビで状況を知るのは、可哀想過ぎる。
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