興尾ソデル

アポロ13の興尾ソデルのネタバレレビュー・内容・結末

アポロ13(1995年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

DVDで鑑賞。
ストレートにスリルと感動を味わえる王道の映画だった。「どうせ無事に帰還出来るんでしょー?」と思いつつも、ちゃんと最後は感動出来るのが凄い。最後、ジーンがジーンときたところで一緒にジーンときた。

元になった実話については知識がないので、どこまで忠実なのかは分からない。
けど、アポロ11号が月面着陸を達成した後、13号からの宇宙中継をマスコミが断っていた点は寒気がした。「宇宙旅行は国内旅行と変わらなくなった」……。宇宙飛行士やその家族と、世間との温度差が生々しかった。
それでいて、13号がトラブルに見舞われた途端に手のひらを返し、騒ぎ立てるマスコミ。マリリンが敷地にマスコミを入れるのを拒んだのも当たり前。マスコミってほんとしょーもない生き物ね……。

宇宙船内の寒さでテープレコーダーが壊れ、音楽がスローになって止まるシーンは、『2001年宇宙の旅』でHALがデイジーを歌いながらシャットダウンするシーンのオマージュ?
途中で暴れるチンパンジーの映像がテレビに映ったり、『2001年宇宙の旅』の作品名も触れられていたので、多分意図的に挿入されたシーンだと思う。

『フォレスト・ガンプ』のフォレストとダン中尉のコンビがまた見れたのも良かった。
『フォレスト』では人生の運命に翻弄され、共にエビ漁船に乗った2人。今回は宇宙と地球というとてつもない距離にひき離されながら、ケンのプランによりジムが救われるのが感動的だった。
マスコミは宇宙に飽きていたが、宇宙の広大さ・地球との距離を再認識させられる映画だった。
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    おこりおソデルと読みます。 映画をあまり見ずに生きてきたので、過去の名作と言われる作品を中心に見始めました。 星は相対評価です。2.5をど真ん中普通の作品として、そこから基準に設定しています。 撮…

    おこりおソデルと読みます。 映画をあまり見ずに生きてきたので、過去の名作と言われる作品を中心に見始めました。 星は相対評価です。2.5をど真ん中普通の作品として、そこから基準に設定しています。 撮影技法などについては知識がないので、物語の内容を重視しています。 一個人の好みを反映した評価だと思ってください。 5.0 くるおしいほど好き 4.0~4.9 ものすごく好き 3.0~3.9 面白い 2.0~2.9 普通に楽しめた 1.0~1.9 あまり好みではない