マルカマーク

1999年の夏休みのマルカマークのレビュー・感想・評価

1999年の夏休み(1988年製作の映画)
3.5
4人の少年だけが生きる世界を繊細なガラス瓶の中に閉じ込めて、密やかな儀式のように観ていた。

少女が少年を演じていること。
靴下留めに感じる無意識の色気。
そしてクラシカルな中に、コードがグニャグニャなレトロフューチャー満点の機械がある不思議な感覚(そんな機械でレコードを聴いたりする)。

虚構が美しく極まっていた。

深津絵里さんのさっぱりしたかわいさは、この頃からもう確立していたのか。