はんそく負け

ギルダのはんそく負けのレビュー・感想・評価

ギルダ(1946年製作の映画)
4.6
男2女1の三角関係の話だがブロマンスの方に重点が置かれている。だからこの映画のリタ・ヘイワースはセックスレスなんだろう。特に後半はめちゃくちゃ束縛されてるので間違いない。
それが延いてはヘイズ・コードへの痛烈な皮肉になっている。肩出しドレスを着た彼女をバストショットで撮り、手袋を脱がせるのが精一杯の抵抗。しかし結局破局の危機は回避され、映画はヘイズ・コードに接収されてしまうという、見かけだけのハッピーエンド…。すごすぎる…。
ところでフレームの外からニュッと手が伸びてきてタバコの火をつけるというショットがあったが、まんまH×Hでヒソカがやってたと思う。何巻かは忘れた。