年末大好きな「マダムXの肖像」を目にする機会があって、そうしたらもうあの絵にインスパイアされたらしいこのリタが恋しくなって。ブラックドレスにロンググローブで歌い踊るリタ、あまりに縁起がいい。拝んじゃう。
痴情のもつれから意地をはっちゃってひくにひけなくなった男女の応酬っていうとしょうもないけど、そんなしょうもなさに身を投じて激情にかられながらやけっぱちに暮らす姿が歌が皮肉が野生の猫のように熱くて古いなりに普通に楽しめる。
こういう生命力は、直情的ゆえにほしいものはほしいと言い いらないものは黙って手放すだけだから意地を張るということがないわたしには勝ち得ないものだ。嫌味だと思われたくないから誰にも言ったことはないけど時々まぶしいんだよほんとに。