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柔道一代のmitakosamaのレビュー・感想・評価

柔道一代(1963年製作の映画)
3.8
めちゃくちゃ面白いやんけ。

講道館四天王の一人・西郷四郎を若き千葉ちゃんが“本郷"四郎の名で演じる。姿三四郎乃モデルでもある人やね。

他にも嘉納治五郎が香野理五郎に、横山作次郎、山下義韶、富田常次郎も似たような名前で登場する。

四郎が柔術家になる為に上京する所から始まる。お金をスられて飲み屋の女将さんに助けてもらう。この美人女将が無条件に好いてくれて尽くしてくれる。むっちゃ都合の良い女だな。

四郎は最初入った道場が荒くれ者の師範代の所で、闇討ちの場に立ち合ったら人違いが元でヤクザと知り合いになる。
このヤクザが村田英雄。イナセなオッサンを演じる。

チンピラ師範に見切りをつけ新道場がいわゆる講道館。

そこで猫の着地を元に、投げられて回転して立つ技を身につける。
こ、コレは!?いなかっぺ大将のキャット空中三回転!キャット空中三回転じゃないか!元ネタはこれだったのか!

前の道場主の娘が芸者に売られたり、それが縁でボクサーと戦うショーに乱入して破門されたり。イベント盛りだくさん。

前の師範代が因縁をつける中、警視庁主催の柔術大会が開催。
更に、荒くれ者の空手使いが女将の兄として登場!終盤も近くにまだクセ強キャラが出るか!?
柔道大会もそぞろに、最後はヤクザ並の襲撃で大乱闘。これホントに柔道映画か?
(まあ、劇中では山嵐などにも触れてるし、一応ちゃんとしている所もあるが。)

密度の濃い内容で全編に娯楽が詰まってる。あーおもろ。
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