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旅立ちの汽笛のakubiのレビュー・感想・評価

旅立ちの汽笛(2001年製作の映画)
3.7
もう意味のなさない櫛の使い道を探して、まだ知らぬ快楽に想いを馳せる。
河の流れには逆らわずに僕らは生きる。悩みごとはいつまでも尽きなくて、この苛立ちと焦燥をぐっとのみ、純粋な心は綺麗な薔薇の描き方を忘れない。線路は一本しかなくって、けれど僕はずっと迷子だった。
それぞれの世代の抱える小さな幸せと憂いが柔らかい陽と風に吹かれ、その空はどこまでも高くて果てしもなかった。
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