まめだいふく

コーリングのまめだいふくのレビュー・感想・評価

コーリング(2002年製作の映画)
3.0
 この声が聞こえるかい?

 医師ジョーは、同じく医師だった妻エミリーをベネズエラのバス転落事故で失っていた。
 喪失感を打ち消そうと、ひたすら仕事に打ち込むジョー。そんな彼の身の回りで不可解な現象が起こり始める。

 ホラー的演出もあるけれど、怖いお話ではない。本作はスピリチュアル・ヒューマン・ドラマとでもいうべきかな。
 いわゆるあの世や魂の存在とか、死者からのメッセージとか、そういった類がテーマ。
 原題にもなっているトンボが意味するものとは? 子供たちが描く、歪んだ十字架は何を意味するのか?
 ちょっとした謎解き要素もあって、地味ながら結構楽しめた。
 前半で、エミリーが○○していたことが分かってしまうので、ラストは大方予想がついてしまった。それでも奇跡と感動のラストではあったけれど。

 ガイド兼パイロットの兄ちゃんが意外にいい奴だったな。
 それにしても主人公は人の忠告を全然聞かないな(笑)。

 
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