クリストフォルー

大砂塵のクリストフォルーのレビュー・感想・評価

大砂塵(1954年製作の映画)
4.1
ジョージ・スティーヴンス監督の「ジャイアンツ」で、印象的なラズ・ベネディクトを演じたマーセデス・マッケンブリッジが出演してると知り、観る気になった。スター女優ジョーン・クロフォードのマーセデスへの対抗心が、役だけでなくストーリーにまで及んだらしいが、結果OKな異色の西部劇で、ニコラス・レイの面目躍如な感じ。
主演(?)のヘイドンも、敵役のブレイディやボーグナイン(デビュー当時からもう出来上がってる)、ワード・ボンドさえも添え物に感じるくらい、冒頭から、ヴィエンナとエマの対立の行方が気になってしまい、結果、観客はあのクライマックスを求めてしまうのだからコワイ。
しかし、この映画を「セルロイド・クローゼット」に含めてよいもんだろうか?
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