このジャケ、美しいですね✨
クリスティン・スコット・トーマスの演技を堪能する作品でした🌟
冒頭、主人公ジュリエット(クリスティン)の顔の大写しから入ります。眉毛はボサボサ、シワ、シミ、くすみ、一切手を施していないノーメイクではなかろうか?それ程に疲れ果てた女がいます。
空港でタバコを吸いながら誰かを待って待ちくたびれた様子。そこに約束の時間に遅れて現れたのは妹のレア(エルザ・ジルベルスタイン)だったが、2人の表情は和らがない。それは15年振りに会った緊張からだった...
↓↓以下ネタバレします↓↓
ジュリエットは我が子殺しの罪で15年の刑を終えて出所した。
妹とは歳が離れていて、犯行当時はまだ少女だったレアは両親から姉の記憶を消され、1人っ子と思うように育てられた。
妹は幸せな結婚生活を送っているが、自分の子供を産む勇気がなく、ベトナムからの里子を育てている。その家庭で身を寄せることになったジュリエットは、屈託のない姪っ子たち、義弟の父親、妹夫妻の友人たち、周りの優しい人々との触れ合いから、少しづつ自分の居場所を見出し始める。
息子は重い病気で苦しんでいたから、医師だったジュリエットは注射で楽に天国へ送ってあげたのだった。しかし、罪は罪。自責の念から完全に解放されることはないのだろうけど生きる希望は必要。
とても重たいけど、演技に魅せられます。
そんなクリスティンは2014年2月に「今後、映画に出演することはない」と発表している。