ずっとあなたを愛してるの作品情報・感想・評価

「ずっとあなたを愛してる」に投稿された感想・評価

*心が立ち直るまで*
息子を殺害の罪で服役していたジュリエット、刑期を終え、妹家族の元で、心の傷を癒して行く。立ち直って行くためには、まずは完全なる受容が必要なんだね。
pikapika

pikapikaの感想・評価

4.5
2010年に観賞したのですがとても大好きだった作品です。

とても繊細に女性のこころのひだを表現していたと思います。

「犯罪者も我々と紙一重。だから彼らの過去は問わない。今を見る事が大切ですべてはそこから始まる』このセリフが

この映画の中で一番言いたかった事だった気がします。

目の前のその人自身をしっかり見ればいいんですよね。

ジュリエットは本当に少しずつ少しずつみんなの温かい目に囲まれ再生していきます。
その様子は本当に繊細に描かれセリフ一つ一つにも感じられます。

あそこの会話もあの時の会話もって好きな場面沢山。

その度に胸が熱くなりました。
勿論クリスティン・スコット・トーマスが静かな素晴しい演技だからこそ。

ふとまた再見したくなりました。
tak

takの感想・評価

3.0
 観る前は「ずっとあなたを愛してる」というタイトルに対して、「あぁ、また配給会社が下手な邦題考えちゃって・・・」と正直なところ思っていた。しかし・・・エンドクレジットを迎え、柔らかなギターの調べの静かな曲と映画の余韻に身を委ねながら考えた。これは登場するそれぞれの人々の愛し方を表していたのだ。

 親が子供を、家族同士がそれぞれを思う気持ちを失わせることはできない。ジュリエットが息子を殺した本当の理由。そしてその姉をいないものとして育てられた妹。ジュリエットは誰にも真実を打ち明けず、すべてを自分で抱え込んだ。妹レアは突然姉が去った日から、毎日日記に姉の名を綴り、出所した姉を支えようとする。記憶を失ってレアが娘だと理解できない母親が、ジュリエットだと一目でわかりきつく抱擁する場面は感動的だ。「姉はいないもの」とされていたジュリエットはその抱擁にとまどう。その背後に妹レアが立っているという構図は、映像としてとても雄弁だ。

 ほんとうにいい演技に支えられた映画だ。脇役の一人一人の生き方、考え方、心の動きが伝わってくるし、愛すべき人々たち。ものを言わぬおじいさんもベトナム人養女も友人たちも。保護観察の為にジュリエットと会う刑事も印象的な人物だ。オリノコ川への憧れと夢を語りながら、ジュリエットに自らの身の上を打ち明ける。「旅立つ決意をした」と言い残して自殺する彼は、水源がわからないオリノコ川にたどり着くところのない自分を重ねていたのかもしれない。それは温かい人々に囲まれたジュリエットとは違う。そんな人々に支えられて15年の刑期を終えて誰にも心を許せなかったジュリエットが、少しずつ変わっていく姿が心に残る。疲れ果てた表情だったクリスティン・スコット・トーマスが次第に笑顔をみせていく。そして映画の最後お互いの気持ちをぶつけ合い、妹にすべてを打ち明けた彼女は「私はここにいる」と言う。

 地味な映画だが、人間模様をきちんと描くことは、フランス映画の伝統だ。監督フィリップ・クローデルはそもそも小説家。登場人物の一人ミシェルと同じく刑務所で教師をやっていた経験がある。人を見つめる優しい視線が銀幕から伝わってくるのはそのせいなのかな。
なにわ

なにわの感想・評価

3.0
フランス映画の雰囲気がモロ。
先週男と寝たのよって笑い合うシーンがすき。
マミ

マミの感想・評価

3.9
使われている音楽の質が、大好きなハル・ハートリーのそれにとても似ていた。
LaserCats

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3.7
題名だけだと恋愛ものかと思いそうですが、静かに感動するいい映画でした。
息子を殺して15年の服役を終えたジュリエットを、年の離れた妹レアが引き取るところから物語は始まります。何も語らず固く心を閉ざしているジュリエットは、悪人という感じはせず、深く傷ついているように見えました。やがて彼女の本音が打ち明けられる場面は特に印象的で、それまで抑えて抑えて少しずつほころばせてやっと…というクリスティン・スコット・トーマスの演技が素晴らしかったです。
mikoyan358

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3.0
2011/12/23鑑賞(鑑賞メーターより転載)
実の息子に手をかけ服役した女性が、妹一家の所に住む所から始まる物語。徐々に周囲の不信を信頼に変えつつも頑として過去を語らなかった彼女が、周囲に心を開くほど閉ざした過去への封印も解かねばならないというジレンマが息苦しい。「実子殺し」という容易かつ派手にレッテルを貼れる出来事だが、当人達にとりそれは本当に悪か、傍観者である我々は100%悪と断罪できるのか。罪の重さとという客観性と家族間の赦しという主観性を淡々と、それでいてバランス良く描いている。クリスティン・スコット・トーマスの"疲れた"演技も秀逸。
mayukko

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3.5
ストーリーは捻りもなく予想どおりに進むが、心を閉ざしたクリスティン・スコット・トーマスの演技が上手すぎて何度か目頭が熱くなった。
らら子

らら子の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

この作品は2008年のフランス映画で、2009年英国アカデミー賞外国語映画賞受賞ほか世界各地で絶賛されたんだそうです。
他の解説には「わが子を殺害した過去を持つ女性の愛と再生の物語」と書いてありましたが、私は主人公のジュリエットは再生できるのだろうか?と疑問が残りました。
物語は彼女が15年の服役を終え、空港からのシーンから始まります。
なんとなくストーリーは知ってはいたのですが、アル中?ドラッグ中毒?って思わせるような姿に見えました。
出所したばかりもあり、15年間会っていなかった妹の家に居候することに。
ぎこちない姉妹。畏怖する妹の夫。決まらない仕事。社会は厳しいんですよん!
ジュリエット自身の社会や人を拒絶している感じだし。
でも、何も知らないということもあり、妹・レアの養女の子供たちだけが素直にジュリエットに近づいていきます。
最初は少し距離をとっていたジュリエットも時間が経つにつれ少しずつ心を開いていきます。
レアを通して、他の人たちとの交流もとりはじめたり、仕事がみつかったりと社会復帰していくのですが、心はやはり閉ざしたままでした。
そしてとうとうレアは偶然見つけた1枚の写真と紙を持って、ジュリエットの心を開こうと聞きます。なぜ、自分の息子を殺したの?と・・・・。

泣き叫ぶように話をするジュリエット。切なかったなぁ~~;;
ジュリエットが医師じゃなかったら、どうなっていたかな?とか考えてしまいました。
もちろん殺人は犯してはいけないことだし、ましてや自分の子供を!とも思います。
だからこそ、ジュリエットは一切動機を語らず、最大の刑を受け、社会からも人からも距離を置き、生ける屍状態に身をおこうとしていたんです。
不治の病で苦しむ小さな子供を助けてあげたい、痛みをとってあげたい、できるなら代わってあげたい。どの母親も思うことです。だから理解できないわけじゃないんだけど・・・。
ジュリエットの新しい人生はここから始まるんだと思いました。
でもね、刑期を終えて法的な罪の償いは終えたとしても、ジュリエットの心の中にある罪は一生消えず、背負っていかないといけない十字架です。
重いですよ。それでも人は生きていかなきゃいけないんです。
殺人とか罪は犯していないけど、私も重い十字架を背負って生きているので、再生なんてできるのかなぁ・・・?って正直思いました。
でも、小さな希望の光を見せてくれたような気もします。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.6
「クロサワ映画見ない?」→「えぇ・・いいよ。日本映画って見ると眠くなるじゃん」って会話に笑ったwww「いや、お前らがそのセリフをいうなよフランス人。そのセリフをそっくりそのままあなた方フランス映画にお返ししてやるよ。」って思ったら思いのほか面白かったからまぁ許す。てかCSトーマスと妹役の方ほんとにすばらしすぎ
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