1949年作品。カーク・ダグラスが強烈なイメージを確立させた作品。
ミッジ・ケリー(カーク・ダグラス)と兄コニー(アーサー・ケネディ)はカフェの経営権を得るが騙されたことがわかり、使用人として働くことになる。ミッジはそこの娘エマと結婚するが家を出て職を探すうちボクシング・ジムの貼り紙を見る、、、。
主人公ミッチは貧乏から脱け出し「ミスター」と呼ばれる人生を目指している。カフェの経営の目的が果たせないと一転ボクサーになり猛練習でチャンピオンに成り上がる。さらにカネも名誉も女も得ようと、今までの世話してもらったマネージャーや兄を切り捨てていく。そして挫折していく。強い野心と上昇志向をむき出しに行動する男。まさにK・ダグラスのイメージの原点がここにある。