ウォーボーイズ2024

セルラーのウォーボーイズ2024のレビュー・感想・評価

セルラー(2004年製作の映画)
4.0
最初は木曜洋画劇場で観て、油断してたらかなり面白かったという印象な作品。
チャラ男のキャップが、ステイサムに囚われた人妻の為に頑張るお話です。

全体的に物語のテンポがとにかく早くて(開幕5分で家のドアを蹴破り人妻を誘拐するステイサムはあまりに唐突過ぎて笑えます)シンプルながら良く考えられた設定。
人妻との唯一のホットラインである携帯を巡ってのドタバタが面白いです。

バッテリー切れそうになったり、電波が悪くなったり、高所から落として壊したり、現代人ならあるあるなシチュエーションが本作では人命に関わる重大な問題になってるから、主人公のチャラ男キャップはそれを防ぐ為に必死になって行動します。
本人は真剣に行動してるけど、周りから見たら完全に異常者…

そんな異常者な主人公と関わったばかりに事件に巻き込まれる引退間近の刑事をウィリアムHメイシーが演じてるのですが、この人も弱々しい見た目に反して、実はかなりの戦闘力があったのが意外でした。実質この人だけで悪人全員片付けてるし…

低予算感はあるけど、まるで脚本のお手本みたいな見事なストーリーのおかげでとても魅力的な映画だと思います。
ラストは前半にあったさりげない伏線を回収した上手いオチがついて、主人公の気の利いた一言はかなり爽快感がありました!

短い時間でサクッと面白い映画が観たい!って時にオススメです。