蘭奢待

砂漠の鬼将軍の蘭奢待のレビュー・感想・評価

砂漠の鬼将軍(1951年製作の映画)
4.0
稚拙なヒトラーの軍の統帥に正面から異をとなえたロンメル将軍。砂漠の狐の異名を持つ将軍は、その卓越した作戦能力とその実行能力、冷静で人道的な振る舞いは敵国たる英米からも高く評価されていた。
1951年アメリカ制作の作品であるからして、作品の背後にはかなりのバイアスとプロパガンダ意識が働いているであろうことは容易に想像できる。国家と国民に対するパトリオシズムと、悪徳政府に対する抵抗、それを象徴させるロンメルを描き出したこの映画は成功だ。
ひとつだけ疑問。7月20日暗殺作戦が出てくるが、これはロンメルは無関係ではないのか?
もう一つあった。邦題が酷すぎる。
蘭奢待

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