勝五郎

狼は天使の匂いの勝五郎のレビュー・感想・評価

狼は天使の匂い(1972年製作の映画)
4.7
「?」「いったいこれは?」「どーなる?」…こう言う展開が映画の面白さの一つでありますなぁ。

まだまだ映画鑑賞IQの低ーい私は未だ脚本家で作品を追うって事までいたっておりません。
そうか!でもなるほど、音楽だとアーティストを飛び越えて作曲した人やプロデュースした人を好きになって、それを追いかける…よく知らないアーティストだけど聴いてみたらどハマりしたなんて事はわりとざらにあるもんな。

そんな事を町山さんの解説から気づかせてもらった本作品。

面白かったです。
ロバート・ライアンしか実は知らなかったのですが、みるみるそのそれぞれのキャラクターにハマっていきます。
例によって助平オヤジの私は、シュガーにハマりました(苦笑)。

落語「らくだ」「野ざらし」など今は最後まで喋らず、途中で終わってしまう噺がいくつもありますが(そもそも持ち時間の関係でどこでも追われるようにするのが噺家の腕の見せどころではありましょうけど)
「かんかんのう踊らせろぃ」だったり「針なしでやっている」…と、そこまででも充分って場合もあるんでしょうね。
この作品も素人の私に「ここで終わっていいよなぁ…」なんて場面もありましたけどね。

そんな事はどうでもよろしい(笑)
いい映画でした。
いくつになっても映画は本当にオモシロイのであります。
勝五郎

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