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聖処女のlemmonのレビュー・感想・評価

聖処女(1943年製作の映画)
4.0
こちらはベルナデッタ。
先日観たのはベネデッタ。


本作突然、
「この物語は神を信じるものには説明する必要はないが、神を信じないものには説明する必要もない」と出る。
何を😤💢と、見始めるが、
本筋のベルナデッタについては神秘性のある話として受け止められ、
それより、振り回される周りを興味深く拝見。

キリスト教も縦社会なのが悲しく可笑しい。
ひとりの少女が聖母を見たという騒動に、
必死になって面子を保とうともがく。
ちょっとした少女のはなった言葉の荒を探したり、今までホラを吹く信者が多かったのだろうな、疑心暗鬼がすごい。信仰が聞いて呆れる。


実話をベースに、
本作で映画デビューしたジェニファージョーンズが美しくヒロインを演じる。
それプラス、脇を固める豪華俳優陣にテンションがあがる。
理解を示す神父にチャールズビッグフォード、
母親を演じたアンエイヴェール、
父親を演じたローマンボーネン、
最初は目の敵にするシスターを演じたグラディスクーパー、
ドクターを演じたリーJスコット(いつも通り老け役溶け込み過ぎ・当時32歳😅)、
ベルナデットと恋をするウィリアムアイス、
叔母を演じたブラッシュヤーカ、
悪役にヴィンセントプライス。
他にもたくさん!
名前を並べるだけでレビューの行数を稼げる👍。


2時間半で再見だったが、あっという間に終わった。
実話のようだが、おとぎ話の様に、神々しい作品に👏。
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