トム・ハンクス演じるエリートサラリーマンが飛行機事故で無人島に流れ着いて…という話。
割と淡々と、苦しい苦しいサバイバル生活が続く。このサバイバルが実は主題ではなく、帰って来てからが本番、というのは面白い。
だからこそ、上映時間のほとんどをサバイバル生活に割くのは冗長に感じた。
ほぼトム・ハンクスの大げさな独り芝居なのも好みが分かれそう。特に難しいストーリーはなく、ただ困ってがんばって乗り越えるお話。
自殺の否定、復活等のキリスト教モチーフっぽい話がちょくちょく出るな…と思ったら、後半は完全に「そういう」お話だった。
キリスト教をかじったことのない人がこの映画を見る事は想定されてないのかもしれない。総じて押し付けがましい結論だった。
さんざん煽っていたサバイバル生活手法もかなりのご都合主義。
まぁ上手くいったのはすべて神の思し召し、ってことかな…
バレーボールのウィルソンなど、有名なエピソードもある作品なので一見の価値はあるかも。