リアルタイムでも劇場で見ているが、この度アマプラで再視聴。あれ?こんなもんだったかな?大好きなジャックブラックだし、もっとドッカンドッカン笑える映画かと思ったんだけど。
主人公のイグナシオは修道僧で教会の食事係だが不遇な対応に甘んじている。美人のシスターが来てから心機一転。ひったくりの浮浪者“ヤセ”とタッグを組みプロレスに挑戦しギャラを得て教会の食費に充てる。
メヒコでは副業でプロレスをやってる人は多く、当然過去にもフライトルメンタなど神父のルチャドールもいた。その意味ではこの映画は、ルチャとしては珍しいエピソードでは無いんだよね。
基本的にこの映画ではルチャ・プロレスをガチとして描いている。孤児のためにファイトマネーを得るというのは、フォーマットとしてはタイガーマスクと一緒だ。
ただタイガーマスクの様に虎の穴を出ていないので、全然弱い。そんなナチョがチャンピオンに挑むまでが描かれる。
弱いナチョの四苦八苦するさまが面白かった筈なのだが、見直したらそんなに笑えなかったな。
むしろ所々挟まれる変な歌の方がジワジワ面白い。ジャックブラックってやっぱり音楽ギャグの人なんだよな。
教会の教えを破ってルチャドールになったが、最後はチャンピオンに勝利。
公約通りファイトマネーで買ったバスで孤児を連れて遠足に行く。シスターとも仲良くなったようだし、その上神父に格上げされたようだ。かなり強引なハッピーエンドだ。