ルマンド

プリティ・ウーマンのルマンドのレビュー・感想・評価

プリティ・ウーマン(1990年製作の映画)
3.9
33年前の作品との事だが、確かに見た覚えがある。まだ若かった私も、当時も良かったなあって感動した。時代はバブル期で、世の中はお金がたくさん動いていた時代。お金持ちもたくさんいたし、ブランド物をみんな買って、持っていて。みーんな同じ物持ってて。まだ学生だったから贅沢はしてないかったけど、ちょっと上のお兄さんお姉さんはなんかすごいなって思った時代でした。そんな時代のアメリカ。

さすがジュリア・ロバート。歩き方、しぐさがだんだん変わっていくのがわかる。リチャード・ギアってこんなにかっこよかった?若い私には年上の魅力わかってなかった。急がず、慌てない。すごく大人の男を演じているのに、なんかムキになってしまう場面もあって。今の自分を見たらすごく納得するけど、大人って本当に完成されていると思ってたけど、大人でも成長の過程なんだって。子どもっぽいところもあるところが、ちょっとした場面だけど好きな場面だった。高級なお店ばかり使うかと思いきや、庶民の店も普通に使える(高級スーツを着ているから浮いちゃうけど)。柔軟に動ける。

惚れてはいない。好きなだけ。そのうち振られる。夢みたいなこと現実に起こるわけない。

ホテルの支配人とってもいい人。見た目で判断しない、気が利いて、すっごくいい。大人の中の大人。
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