Maiko

極私的エロス 恋歌1974のMaikoのレビュー・感想・評価

極私的エロス 恋歌1974(1974年製作の映画)
4.1
スコアをつけるのが難しすぎる、暴力的なほど強烈なエネルギーの塊。映画を撮ることでしか繋がっていられないから撮った、そんなドキュメンタリー。
監督と元カノと現妻との複雑ながらよくわからない絆があるところが、むちゃくちゃやけどじんとくる。自分でビニールシートと新聞紙敷いて、産んだ後すぐ起き上がって胎盤や臍の緒の処理も産湯も1人でするさまが、モザイクなしの出産シーンよりある意味衝撃だった。その後、監督の現妻のときにも立ち会い、励ましながら皆で助け合って自宅出産するシーンは感動した。
ずっと一緒にいるのは難しいと思うけど、とても魅力的な人だと思った。母の顔になったときの微笑みと、男といるときの挑戦的な態度、どちらも。
70年代のリアルなコザの夜の様子も興味深かった。最後のFUNKかかってるクラブでトップレスで踊ってるシーンがかっこいい。
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