武士の面目というものがいかにくだらないものかは、この映画をみて理解できるところではありますが、狂言切腹するほうもするほうだし、見せしめで見殺しにするほうもするほうだよなぁ。誰にも共感できない話ほどつまらないものはないな、と。
それと、この映画の大きな難点として、海老蔵があだ討ちをするという結末は容易にわかるので、そこにいたるまでの彼らの日常生活の話が異様にだるかったな、と。
それにしても、瑛太の竹光での割腹を延々と見されられたときは、あまりの悪趣味さに死ぬかと思いました。ホラーかよ! ショックムービーかよ! このインパクトに免じて星3つです。