古くさー。
がゆえに面白い。
王道の感じが時間を置いたらそれなりに面白さに加担してる。
それにこの映画には、カンフー・おっぱい・吉田拓郎の「唇をかみして」の必殺技アイテムが用意してある。
終盤のそれらのアイテムの畳み掛けはそれなりにあがる。
当時最先端の風俗ネタ「トルコ風呂」も古くさを通り越して資料的な色合いも。
気にかけた女性にフラれるというお約束な展開も、主人公のムラムラ感を武田鉄矢さんのもの悲しい表情を通り越して見れば聖人君子でない主人公のキャラクターを表していて哀愁帯びまくる。
脇の配役もガッチリはっまてて、突如出てくる田中邦衛さんの熱演は込み上げるものあるし、コメディリリーフの樹木希林さんの外しの無さが凄い。
「昭和」全開なんだが、それが味付けとなって普遍的に面白いと書きそうなるが、やっぱり「唇をかみして」の曲の存在感が偉大。