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白い恐怖のkojikojiのネタバレレビュー・内容・結末

白い恐怖(1945年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

1945年 アメリカ作品 モノクロ
ヒッチコック4/53

●グレゴリー・ペック(ジョン)
●イングリッド・バーグマン(コンスタンス)

 ヒッチコック再評価3

 イングリッド・バーグマン、グレゴリー・ペック共演。記憶喪失と夢による精神分析を使ったスリラー。サルバドール・ダリが幻想シーンに協力している。

 精神病院の新院長に着任したエドワーズ博士。女医のコンスタンスは、その正体が記憶喪失の患者・ジョンであり、エドワーズ博士のふりをしていることを見破る。その理由が、エドワーズ博士を殺してしまったからだと思い込むジョン。彼の無罪を信じるコンスタンスは、エドワーズ博士の謎の死を解明するべく奔走する。

 エドワード殺しの容疑で警察に追われる二人はコンスタンスの恩師ブルロフ博士の助けを借りて、ジョンの夢分析を行い、次第に真相に近づく。そしてついに事件の再現をした雪山で真実に辿り着きジョンの記憶が蘇る。
 夢判断はチャチすぎる。一回の夢であそこまでは無理でしょう。

 グレゴリー・ペックの若さが功を奏し、どこか信用出来ない容疑者をうまく演じている。最後まで観客は彼に裏がありそうだと思ってしまう。
 
 そして、これで終わったと思ったところで、さすがにヒッチコック、ここから本領発揮のドンデン返しが待っていた。
やっぱり、ヒッチコックは面白い。

#2022-279
死ぬまでに観たい映画マイベスト1000-105
良質なサスペンス・スリラー17
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